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大阪万博に2回行ってきたので感想と攻略法を書いてみます。
目次
前提
- 私は東京都民です
- 2回とも、平日の金曜日に1人で、日帰りで行きました
総評
- 5段階評価で満足度3(ちなみに声優のライブで大阪に何度か来ていますが、それらは全て5でした)
- 関東民は新幹線の往復だけで交通費3万円と移動に5時間かかるため、大きなディスアドがあります。その上で、期待を超えてくるようなものは残念ながら無かったです
- 当日予約にせよ並ぶにせよ、パビリオンに入るにはある程度のやる気と根性が必要です(特に夏は)
- Noteにある万博レポは役に立つものが多いため、事前に読んだほうがよいです。また、Xには情報が沢山ありますが、その中でも実用的な情報は限られており、状況もすぐに変化するため情報収集は大変です
- 興味がある人は一度行って自身で体験してみることをオススメします
良かったところ
- 大屋根リングすごい。迫力がある。夏は日陰にもなって最高
- 日本人が沢山いて驚く。私が住む秋葉原〜上野エリアは外国人率が非常に高いため、周りが日本人ばかりの環境はコロナ明け以降初めてかも
- テーマパーク的なお祭り感、ワクワク感がある。大人から子どもまで幅広い年齢層の人たちが楽しんでいる。学校行事で来ている学生も多い
悪かったところ
- パビリオンの当日予約が全く取れない。予約するボタンを押しても「予約が確保できませんでした」しか出てこないため、萎え散らかす
- 人気のパビリオンを当日予約で取るためには9時入場勢の中でも上位を取らねばならず、最低でも7時台には並ぶ必要がある。そのため特に西ゲートにおいてはルート選択が命運を分けるが、初心者には分かりにくい
- 交通費が高い。そして万博による新幹線の混雑が激しい
- 夏は暑さ対策しないと直射日光で死ぬ
特に当日予約のUXの悪さは、ローチケの一般先着と肩を並べるレベルのひどさです。
- パビリオンの詳細画面に行かないと直近の予約可能時間が見えない
- 予約するを押してもエラーで予約できない
この2つはどうにか改善してほしいところです。先着ではなく、枠ごとの抽選方式にしてほしいと切に願います。
会場内での当日予約の様子を動画撮影したものを貼っておきます。これを見れば全て理解ると思います。
万博1回目の様子
6月6日、東ゲート12時に予約を取り、東京駅8:18発の新幹線で出発しました。
初回は完全に下見だったので、朝から入ることはしませんでした。盛り上がってるし、そろそろ行かないとなー。適当に歩いてみて、良かったら来月以降もまた来ようかなーという感覚でした。
午前中と違い12時入場はそこまで混まないこともあり、列に並んでから20分程度で入場できました。
特に予定もないのでまず大屋根リングに登って一周。全体を見渡せるのでテンション上がります。一周には30分ほどかかりました。
そして下に降りてお散歩。マレーシア館の左側にキッチンカースペースがあり、そこで栗のマラサダと茶霞ラテ(フローズン)を購入し、食べながら全体を歩き回ります。6月でも熱中症の注意喚起アナウンスが流れている程度には暑かったので、茶霞ラテの冷たさは非常に助かりました。
各種パビリオンの外観やフードコート、アニメイト、ウォータープラザなどを見てひとしきり歩いた後、大阪のれんめぐりというフードコートで、くくるのたこ焼きとビールで乾杯。
たこ焼きを食べつつ当日予約を物色しましたが、数時間後の予約しか残っておらず断念し、帰宅しました。
1回目の万博は12時入場、16時離脱の4時間滞在。
パビリオンの体験はせず、ひたすら歩いてご飯を食べただけでしたが、初めての万博という高揚感、大屋根リングにも登れて満足度4といった感じでした。
万博2回目の様子
7月18日、西ゲート9時に予約を取り、前日の夜に出発して前乗りしました。
前回が東ゲートだったため西ゲートも経験しておきたいなという理由で西ゲートを選びましたが、これが大失敗。失敗理由は2つ。
- 西ゲートはルート分岐があり、徒歩・タクシー・シャトルバスなどの選択肢があるのですが、徒歩ルートを選んでしまったこと。徒歩ルートは8:30まで開かないため、時間を無駄にしました。ちなみにコスモスクエア駅からタクシーだと7時台から並べるようです。知識不足による敗北。完全にルート選択間違えました
- 7日前抽選で住友館10時の枠が取れたこと。住友館は東ゲート付近のため、入場直後に西→東への移動が確定しました。そして西ゲートの徒歩ルートは東→西へ徒歩で行くルートなので、私は朝から東→西→東と大移動することになり、9時入場のアドを全く活かせず、体力を消耗することになりました
今回は本気でいくぞということで前乗りまでして9時入場にしたのに、入場前からテンションはだだ下がり。
7:40に夢洲駅に着いたのに8:30まで待たされ、そこからクソ暑い中、20分間競歩で西ゲートへ。入場列では40分間直射日光を耐えて、9:30にやっと会場入り。そこから東ゲートへひたすら歩きつつ、スマホで当日予約を狙いますが、行きたかったヨルダン・null2・ヘルスケアは既に枯れていて絶望しました。早く入場できないと人権は無いようです。会場には早く来たのにな…。
そして住友館でパビリオンを初体験しましたが、期待を超えることはなく。Xでは様々な方がパビリオンのTier表を作っていて、住友館は上位Tierに位置するはず…なのですが、このレベルかと個人的にはガッカリ。映像は確かにキレイで凝っていてすごいと感じる部分もありましたが、様々なコンテンツが可処分時間を奪い合っているこの時代に、手放しで喜べるほどのものではなかったです。
住友館を出たあとはお昼ご飯ということで、Xで良く見かけるロティーチャナイ(とアイス テータレ)をマレーシア館で購入。周囲のテーブルや椅子は全く空いてなかったため、少し歩いて、静けさの森付近のキッチンカーゾーンへ。直射日光照りつける席で日傘を差しながら食べます。ナンとは異なる薄めの生地が美味しい。疲れた身体に甘めのミルクティーが染み渡ります。
やはり万博はご飯を食べる場所だ、ということで近くのキッチンカーでカリーヴルストと一番搾りプレミアムを購入。また日傘を差しながら食べます。ソーセージにビールは最高の組み合わせで非常に美味しい。ただし環境が悪すぎます。写真だと伝わりづらいですが、直射日光がえげつないです。体力に自信のある人でないと、ここでは食べられないですね。
食後は近くのコモンズA館で涼をとりつつぶらぶらして、その後大屋根リングの下に移動。当日予約を狙いましたが「予約が確保できませんでした」の無限ループに心が折れて帰宅しました。そもそも汗びっしょりで体力が限界を迎えていたため、仮にパビリオンが取れたとしても行けたかどうかは怪しいです。
2回目の万博は9時半入場、13時半離脱の4時間滞在。
前乗りまでして来たにもかかわらず、ゲートとルート選択をミスり、初めてのパビリオン体験もそこまで良いとはいえず(諸々のコストをペイするレベルではなく)、消耗の連続で満足度2といった感じでした。海外パビリオンに行けていたらまた変わっていたかもしれません。
万博攻略法
これを読んだ方には私と同じ轍を踏んでほしくないため、万博の攻略法を教えます。
- 行きたいパビリオンを決める
- 「要予約パビリオン」と「予約なしパビリオン」、それぞれで行きたいものをいくつか決めて優先度を付けてください
- 入場ゲートを決め、朝9時の枠を取る
- 「予約なしパビリオン」のうち最も優先度が高いものの最寄りのゲートを予約してください
- 会場内のレストランやフードコートの席にも予約可能なものがあるため、事前に予約しておくのも良いでしょう
- 事前抽選に応募する際は入場ゲートを考慮して応募しましょう
- 当日7時台にはゲートに並ぶ
- 西ゲートの場合はコスモスクエア駅からタクシー一択です。他のルートは並ぶのが遅くなるため無視してください
- 入場後、最も優先度が高い「予約なしパビリオン」に直行する
- そして待機中、あるいはパビリオンの体験中に、「要予約パビリオン」のうち最も優先度が高いものを当日予約で狙いましょう
- その後は自由です
- 当日予約戦争を続ける、予約なしパビリオンに並ぶ、コモンズ館や物販に行く、ご飯を食べる、散歩する。お好きに動いてください
- 疲れたら一旦出て、銭湯なりで休憩して再入場するのも1つの手かなと思います
万博を攻略する上でオススメの持ち物を紹介します。
- 日傘
- 入場ゲートに並ぶ際や外でご飯を食べる際に重宝します
- 魔法瓶の水筒
- 500mLがちょうどよい。自販機で飲み物を買って移すことでずっと冷たいまま飲めます
- 魔法瓶の氷のう
- 事前に作った氷を魔法瓶でキープして首にあてたりできます。溶けたら飲めて一石二鳥
- アイスタオル
- シーブリーズのやつがオススメ。体感温度めっちゃ下がります
- 塩分タブレット、塩あめ
- 手軽に塩分を補給できるお菓子。熱中症対策には必須です
- 折りたたみ椅子
- パビリオンに並ぶ際はあった方が良いです
- 替えのシャツ
- 直射日光の下にいるとすぐびしょびしょになるのと、汗が結晶化して白くなることがあるため、着替えはあったほうが良いです
最後に
万博は盛り上がっている一方で、私の周りで実際に行った人はかなり少なく、やはり関東民が行くにはハードルが高いものです。お金や時間に余裕がある人か、万博に強い執着がある人に限られる印象です。
つまりネットで万博の情報を多く発信している人のほとんどは関西民であるため、関東民とはそもそものスタートラインが大きく異なることを理解しておく必要があります。関東民は多くのリソースをかけて万博にやってくるわけなので、楽しめなかったら非常に残念ですよね。
是非この記事を糧にしていただいて、万博を最大限楽しんでいただけると嬉しいです。