表現者になりたかった

マイクと紙とペン

Amazonのアソシエイトとして、ひろは適格販売により収入を得ています。

私はずっと表現者に憧れていた、という話をします。

表現者への憧れ

私はずっと、何かしらの作品で感動する度に、「自分もこうやって人を感動させる作品を作りたい」と感じながら生きてきました。例えば、映画・ドラマ、漫画・アニメ、音楽など。

その中でも特に音楽ライブが好きで、声優・アニメ・VTuberのライブを中心に、過去210回以上参加しています。

そして、ライブに行く度、「自分も作品を作って人を感動させたい」という想いは強くなっていきました。

手段は何でもよかったのですが、私は歌が好きで、高校生の頃から練習しているため、「自分の歌を作品として公開する」ことが長年の目標でした。

職人と表現者

私は、自分のことをずっと「職人」タイプの人間として認識していました。

なぜなら、私はソフトウェアエンジニアであり、技術を使った課題解決をずっとやってきたからです。

ツイ消し職人も同様に課題解決のツールであり、作品の1つとは言えるものの、人を感動させるものではありません。

つまり、実利で価値を出すことが、これまで自分のアイデンティティになっていたわけです。

でも、私の中にはずっと別の欲求がありました。実利ではなく、感情で人の心を動かしたい。

例えば、スポーツ選手やお笑い芸人、アイドル・VTuberなどは、直接的に生活の課題を解決するわけではありません。でも、間接的に社会の役に立っています。

彼らのパフォーマンスを見た人が勇気をもらったり、元気が出たり、明日も頑張ろうと思えたりする。それは実利ではないけれど、確かに人の心を動かしている。

私がやりたかったのは、まさにこれでした。自分が作ったもので、誰かの心を動かす。役に立つからではなく、心が動いたから価値がある。そういうものを作りたかった。

でも、職人の仕事は「課題が解決されたかどうか」で正解が客観的に判定できるのに対し、表現には明確な正解がありません。

自分の表現が人の心を動かせたかどうかは、数値では測れない。だからこそ難しくて、踏み出せなかったのです。

そして表現者へ

30歳という節目を迎えたこともあり、自分が本当にやりたかったことをやる決心がつきました。

歌は4000時間練習してきて、ようやく自分の中での最低限の基準を超えつつあったのも大きいです。完璧ではないけれど、自分の表現したいことが徐々にできるようになってきた、という感覚。

才能はないけど努力でカバーするぞと決めて、意地と工夫で改善を重ねてきました。

また、これまで沢山のライブに参加してきたことで、自分も表現をしてみたいという純粋な想いが臨界点を突破したことも理由の1つです。

そして、今年から歌ってみたの投稿を始めました。

同時に、ブログでの発信内容も変えました。

これまでは事実の記録が中心でした。でも今年からは、自分の内面や思考を、もっと晒け出すことにしました。

まとめ

職人と表現者は、対立するものではありません。

エンジニアとして培った「構造を分析する目」が、歌の表現設計や、思考の言語化に活きていると感じます。

つまり職人としての自分が、表現者としての自分を支えているわけです。

「誰かの心を動かしたい」という動機で作るものと、「課題を解決したい」という動機で作るものは、根っこの部分でつながっています。どちらも、受け取る人のことを想像しながら作るという点では同じです。

表現者になりたい、という気持ちはずっとありました。でも今思うのは、職人としての積み上げがあったから、今の表現ができているということです。順番には意味があったのかもしれません。

職人として課題を解決しながら、表現者としても誰かの心を動かせるように、頑張ります。