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コロナ以前の2019年6月に血栓性外痔核(痔の一種)を発症したときのことを書きます。
今のところ、このときが人生で一番辛かったです。。
目次
血栓性外痔核とは
痔には「いぼ痔(痔核)」「きれ痔(裂肛)」「痔ろう」の3種類があり、私はきれ痔も何度か発症したことがあるのですが、血栓性外痔核はいぼ痔の一種です。
肛門には歯状線という、直腸(粘膜)と肛門(皮膚)の境目が存在するのですが、いぼ痔のなかでも歯状線の内側にできるものを内痔核、外側にできるものを外痔核と呼びます。
歯状線の内側は通常痛みを感じないため、内痔核は痛みがない(少ない)のですが、外痔核は痛みがあり、かつ血栓ができて大きく腫れると激しく痛みます。
これが血栓性外痔核です。
経緯
2019年6月21日、私はランティス祭り2019のday1に参加していました。
このライブは13時から始まり、長めの休憩を挟みつつ、確か20〜21時頃に終わる、かなり長丁場のイベントでした。
会場は幕張メッセの国際展示場ホールで、ここは固定座席がないため、パイプ椅子に座ることになります。
パイプ椅子に座っていると、夕方頃からお尻の違和感を感じるようになったのですが、ライブを楽しむことが最優先だった私は、違和感を無視して最後まで参加しました。
22日は東北にある父方の実家に帰省するため、朝から父の運転する車に乗り、夕方の到着までずっと助手席に座っていました。この時点でお尻の違和感はかなり強くなっていました。
23日は父方の祖父母や親戚と一緒に、車で県内の観光名所を回りました。
お尻の痛みが少しあったため正直拒否したかったのですが、これは帰省の際のいつものルーティンなので、渋々参加しました。そのため、また車で数時間座ることになりました。
途中で温泉に入ったところ幾分かマシになったため、問題なく帰省を終えられると思ったのもつかの間。
夜になると、お尻の痛みは耐えられないほどの激しい痛みに変わりました。
うつぶせになり、お尻に全く負荷をかけないようにした状態でも、一切眠れる気配がないほどの尋常じゃない痛みです。
夜間急患対応の病院に電話し診てもらうと、肛門付近に血栓ができており、切開手術をすることに。麻酔ありのため、手術は特に問題なく終わりました。
術後はかなり症状がよくなり、痛み止めもあるので普通に寝れるようになりました。
24日は車の後部座席でうつぶせになった状態で東京へと戻ってきました。
25日になると症状がまた悪くなり始めたため近くの病院に行ったのですが、医者に「これ縫合の仕方が悪くて炎症起こしてるので抜糸しましょう」と言われ、抜糸をすることに。
麻酔しますよね?してくださいとお願いしたのですが、「これくらいならしなくても大丈夫」といきなり抜糸が始まり、意識が飛びかけるほどの人生最大の痛みと、過去に類を見ないほどのストレスを味わいました。呼吸は不安定になり、脂汗ダラダラの状態で震えながら耐えていました。
このときの経験は完全にトラウマで、もしもう一度この病院で血栓性外痔核の抜糸をするときがあるならば、死んだほうがマシというレベルです。
その後は順調に回復しましたが、もともと25日から函館2泊3日の計画を組んでいたため、ホテルと飛行機をキャンセルする羽目になったのは辛かったです。
まとめ
血栓性外痔核はめっちゃ辛いので、ならないように気を付けましょう。
上では書いていませんが、痔になって「座る」という行動ができなくなると、日常生活がめちゃくちゃ制限されます。
歩き疲れても休憩できないし、気になる飲食店も入れないし、車にも乗れません。仕事に集中しづらくなるし、寝るときはうつぶせが基本になります。
途中からは円座クッションを持ち歩くことで、飲食店に入ったりライブに参加したりしていました。円座クッションはオススメですが、症状が出ているときは座らないに越したことはないので、ここぞというときに使うのが良いと思います。
一般的に、ホワイトカラーの人は長時間椅子に座って仕事をすることが多いため、お尻に血栓ができやすいです。
椅子にクッションを敷く・こまめに体勢を変える・立ち上がって歩いたりストレッチをするなどして、下半身の血流を良くすることを意識しましょう。
血液がドロドロの場合も血栓になりやすいため、生活習慣の改善も重要です。
また、お風呂に入ると血行が良くなり清潔にもなるため、毎日入ることをオススメします。
これ以上血栓性外痔核の患者が増えないことを願います。